声優さんアーリーデイズ特集(水樹奈々編)

ベテラン声優さんの若き日の出演作を紹介する企画「アーリーデイズ」の再開第4弾。
今回は水樹奈々さんのアーリーデイズを紹介。

THE MUSEUM III(Blu-ray Disc付)

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深愛 (しんあい) (幻冬舎文庫)

深愛 (しんあい) (幻冬舎文庫)

奈々さんと言えば、声優活動とアーティスト活動を長年に渡ってハイレベルで両立していることでお馴染み。声優としては自身がメイン出演を務めて、さらに主題歌も担当する「水樹奈々アニメ」が数多く作られ。アーティストとしても紅白歌合戦など多くの歌番組に出演し、日本武道館や東京ドームなどでのライブも精力的に行っている。まさに21世紀になって誕生した「声優アーティスト」の先駆者にして完成形と言うべき活躍を見せています。


そんな奈々さんにも「アーリーデイズ」は存在するわけで、今振り返ると意外な一面が垣間見えるかもしれない「アーリーデイズ」を紹介します。




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語ろう!『キャプテン翼』~from ファミコン神拳~

前回に続いて『キャプテン翼』についての記事。


今回はちょうど30年前に「週刊少年ジャンプ」での連載が終了した直後の、原作者・高橋陽一先生の貴重なインタビューを紹介します。
出典は「ジャンプ」誌上でもなければコミック情報誌でもなく、ゲームの攻略本。当時、「ジャンプ」誌上に連載されていたゲーム紹介記事『ファミコン神拳』の増刊として、「ジャンプ」漫画のゲーム版の攻略本が発行されていました。
そして、その攻略本には巻末に漫画家のインタビューが掲載されるのが慣例でした。今回紹介する『キャプテン翼』の他にも、『ドラゴンボール』の攻略本には鳥山明先生の、『聖闘士星矢』の攻略本には車田正美先生の、『魁!男塾』の攻略本には宮下あきら先生の、当時の貴重なインタビューが掲載されていました。
この辺りは、当時の「ジャンプ」のアットホームさ、「人気漫画家のインタビュー」に対する敷居の低さ、そんなノスタルジーが感じられます。

キャプテン翼

キャプテン翼

なおインタビュアーを務める記者、もとい「伝承者」はキム皇(木村初)・てつ麿(黒沢哲哉)、そしてこの攻略本から加わったカルロス(とみさわ昭仁)の3名。ゆう帝(堀井雄二)とミヤ王(宮岡寛)が不在なのは、メインスタッフとして携わっていた『ドラゴンクエストⅢ』が発売された時期で多忙だったからでしょうか。また『ファミコン神拳』自体も長年連載していた『ドラクエ』シリーズの紹介記事が一区切りし、それに伴いタイトルも『月刊ファミコン神拳』にリニューアルされていました。
週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! ! (ホーム社書籍扱コミックス)

週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! ! (ホーム社書籍扱コミックス)

キャプテン翼』と『ファミコン神拳』という、共に80年代の「少年ジャンプ」を代表する両者が、連載終了後とリニューアルという過渡期に交錯したインタビューを、以下に紹介します。

"ゲームは友だちっ!!"のファミ神伝承者3人が、高橋陽一先生の仕事場を訪問。翼くんの誕生秘話など、いっぱい話を聞いてきたで!!





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語ろう!『キャプテン翼』~アニメのリメイク編~

今回はサッカーアニメの名作、否、「デファクト・スタンダード」(=事実上の標準)と呼ぶべき人気と知名度と影響力を誇る『キャプテン翼』について。この4月から通算4回目、リメイクとしては実に3回目となるアニメ版が始まったワケですが、今回は過去2回のリメイク版について色々と書いてみます。



通常のリメイクはファンの「代替わり」を想定して、10年単位で行われるのが普通です。しかし『キャプテン翼』の場合は最初のアニメ化が1983~1986年、続編OAVのリリースが1989~1990年。それから数年おきとなる1994年と2001年に、2回もリメイクが行われました。
その背景には作品自体よりも現実世界、ズバリ言えば現実の日本サッカーにおける、未曾有のムーブメントがあったのです




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声優さんアーリーデイズ特集(丹下桜編)

ベテラン声優さんの若き日の出演作を紹介する企画「アーリーデイズ」の再開第3弾。
今回は丹下桜さんのアーリーデイズを紹介。

「カードキャプターさくら」主題歌コレクション

「カードキャプターさくら」主題歌コレクション

「カードキャプターさくら」CHARACTER SONGBOOK

「カードキャプターさくら」CHARACTER SONGBOOK

丹下さんといえば、木之本さくらを演じた代表作『カードキャプターさくら』が、実に18年ぶりに「続編」として復活。そして皇帝ネr…もとい「赤セイバー」を演じて大人気の『Fate/EXTRA』も、待望のアニメ化を果たしています。まさに、来ている・・・20世紀末に一度は訪れて、しかし丹下さん自身によって突然に幕を下ろされて、伝説の彼方へ消えて行ったはずの「丹下桜の時代」が、約20年の時を経て再びやってきたぞぉぉぉぉぉーっっっっ!!!!歓喜の咆哮)


……というワケでここでは、丹下さんが2000年に声優活動を一時休止するまでの出演作品から、現在DVDがリリースされている作品を中心に紹介します。







■1994年『ママレード・ボーイ』(佐久間すず)
ママレードボーイ全曲集

ママレードボーイ全曲集

今年は実写映画も公開されるなど、今なお根強い人気を誇るラブコメ漫画のアニメ化作品。そして丹下さんにとっては記念すべき声優デビュー作品。
丹下さん演じる佐久間すずは、シリーズ後半から登場。家庭教師のアルバイトを始めた遊の教え子で、いわゆる「引っかき回し系の後輩キャラ」。丹下さんの初々しい演技も相まって、何ともコケティッシュな魅力に溢れている。デビュー作でありながら、すでに「This is 丹下桜」と呼ぶべき名刺代わりのキャラ。


■1995年『ときめきメモリアル』(秋穂みのり)
月刊ときめきメモリアル(1)

月刊ときめきメモリアル(1)

あなたの恋のサポーター、丹下桜です!」(←至高の挨拶)
ご存知、恋愛シュミレーションゲームの礎を築いた不朽の名作。丹下さんは同作をフィーチャーした文化放送のラジオ番組『もっと!ときめきメモリアル』のパーソナリティに(ゲームには出演していないにも関わらず)抜擢され、その可愛らしいヴォイスから紡ぎだされる恋愛トークが爆発的人気をゲット。その勢いに乗って「丹下桜用キャラ」として秋穂みのりが設定され、ラジオドラマへ逆輸入よろしく出演を果たした。
ラジオ番組は一旦終了するものの、ファンからの熱い要望によって「月刊ラジオCD」として継続し、1997年からは『もっと!モット!ときめきメモリアル』として復活。また、丹下さん自身もゲームの発売元であるコナミのレーベルからアーティストデビューするなど、「ラジオパーソナリティ&アーティスト・丹下桜」としてブレイクを果たすことになる。


■1998年『アンドロイド・アナ MAICO 2010』(MAICO)
アンドロイド・アナ MAICO 2010 DVD-BOX

アンドロイド・アナ MAICO 2010 DVD-BOX

アンドロイド・アナMAICO2010/音楽編アルバム1?MAICO印の選曲屋さん

アンドロイド・アナMAICO2010/音楽編アルバム1?MAICO印の選曲屋さん

当時の『エヴァンゲリオン』ブームを受けて、アニラジに力を入れ始めたニッポン放送のラジオドラマから生まれた作品。
(放送当時から見て)近未来である西暦2010年のニッポン放送を舞台に、バーチャルアイドルならぬ「アンドロイドアナウンサー」として開発されたMAICOのポンコツ…もとい活躍を描くコメディ。
MAICOを取り巻くキャラも「無茶な番組を押し付けられたディレクター」「うだつの上がらないAD」「スポンサーの顔色をうかがう編成部員」と、業界モノらしく世知辛い面々ばかり。だからこそ、アンドロイドという非現実的な存在であるMAICOの無邪気さが際立っていた。
あと、丹下さんがMAICO名義で歌っている主題歌『MAICOは踊る』は今でいう「電波歌」で、一度聴いたら忘れようとしても忘れられない強烈さなので、興味のある方は御一聴くださいな。


■1999年『トラブルチョコレート』(ヒナノ)
こちらもラジオ番組発の作品。TOKYO-FMにて、氷上恭子さんと共にパーソナリティを務めたのラジオ番組『丹下・氷上のトラブルチョコレート』から誕生し、ラジオドラマを経てアニメ化された作品。
作品の舞台は魔法が当たり前のように存在する世界の学園で、丹下さん演じるヒナノは突然人間の美少女になってしまった天然ボケの妖精さん。口癖の「わっちゃ!」「じゅうぶんです!」も相まって、凶悪な可愛らしさ。
で、物語の方は……なんとも説明が難しいドタバタコメディなので、とりあえずご覧になって下さいな(投げやり)。
なお、OP曲とED曲(後半)も丹下さんが氷上さんとのデュエットで歌っていて、しかも当時アニメに進出したばかりのavexが音楽に関わっていたから、このOP&EDも「avex感」が溢れる曲になっている。特にEDは松田聖子の名曲『あなたに逢いたくて』のパラパラ風カヴァーバージョンという変化球ぶりだぞ。


■1999年『無限のリヴァイアス』(和泉こずえ)
後に『プラネテス』『コードギアス 反逆のルルーシュ』などのヒット作を送り出す谷口悟朗監督の、記念すべき初監督作品。また脚本家・黒田洋介出世作としてもお馴染み。謎の巨大宇宙船「リヴァイアス号」の明日無き逃避行と、艦内で「子供だけの社会」を築いた少年少女たちの苦悩を真正面から描き、アニメファンの間でも話題となった。
丹下さん演じる和泉こずえは、一見すると作品世界から浮いている天真爛漫なキャラ。お遊び色が強いCDドラマでは「中の人ネタ」で「魔法少女になりまーす!」なんてセリフもあったり。しかし、絶望的な逃避行の末に艦内のフラストレーションが極限に達した時、その性格が乗員たちの怒りを買って……。シリーズ終盤の悲劇のトリガーを引く重要なキャラ。
丹下さん自身も、こずえを演じるのには随分苦労したらしく、特に共演した桑島法子さんには「"あんな酷いセリフ"を言ってゴメンね!」と謝るほどだったとか。


…という具合に、丹下桜さんの休業前の代表作をチョイスして紹介してみました。例によって、2000年頃以前(映像ソフトがVHSとLDの時代)の作品はDVD化されていないのも多く、今では視聴が難しいのは残念な限り。
特に『MAZE☆爆熱時空』シリーズ(1996~1998年)がDVD化されていないのは、返す返すも残念。当時のヒットメーカー・あかほりさとる氏の小説をアニメ化した作品で、OAV⇒テレビシリーズ(当時としては先駆的だった深夜枠での放送!)⇒劇場版と、メディアミックスを一巡する程のヒットとなった。その内容も、今ではお馴染みとなった「主人公が異世界転生」で、更に「昼は女性、夜は男性」というTS(性転換)要素も含んでいたのだから、まさに時代を先取り。そして何より、丹下さん演じるヒロイン・ミルの凶暴なまでの可愛らしさ!口癖が「うきゅ!」で、主人公を「オネニーサマ」と呼んで纏わり付くウザ可愛さ。しかも設定によると「両性具有」、つまりフ●ナリだとか。丹下桜がフタ●リなヒロインを演じていたとわ……何というお宝な作品なんだぁぁぁぁぁぁーっ!!!
いかんいかん、本来紹介するはずじゃない『MAZE』について熱く語ってしまった。


さて、丹下さんのアーリーデイズを振り返った印象ですが、『ときメモ』『MAICO』『トラチョコ』のように丹下さんがラジオで携わった作品が目立つ。もっと言うなら丹下さんがブレイクする切っ掛けが、出演作品やそこで演じたヒロインではなく、ラジオパーソナリティとしての「丹下桜本人」で、そこから後追いする形でアニメ出演を重ねて人気キャラを演じるようになった。
出演作品や演じたキャラよりも先に、声優本人の魅力でブレイクを果たす。そんなキャリアを歩んできた丹下桜さんは、90年代に誕生して今につながる、本当の意味での「アイドル声優」の先駆けだと感じます。

声優さんアーリーデイズ特集(林原めぐみ編)

ベテラン声優さんの若き日の出演作を紹介する企画「アーリーデイズ」の再開第2弾。
今回アーリーデイズを紹介するのは林原めぐみさん。言わずと知れた90年代以降の声優ブームの「源流」であり、スターシステムよろしく主人公やヒロインを演じて自ら主題歌を歌う(しかも作詞も御自身)という「林原アニメ」が幾つも生み出されました。
そして近年では、新譜のリリースや待望の1stライブ開催など、再び活発な音楽活動を見せています。


タイムカプセル

タイムカプセル

DUO

DUO

with you【期間限定盤】

with you【期間限定盤】

そんな林原さんの「初期作品」といっても、どの辺りまでを「初期」と定義すればよいのやら……。出演作品自体も膨大な量になるので、上記の「林原アニメ」はできるだけ外して以下の5作をチョイス。
今となっては「あぁ、あの作品か」という程良いマニアックさや懐かしさを感じる作品かと思います。


■1989年『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(クリスチーナ・マッケンジー)
機動戦士ガンダム 0080 「ポケットの中の戦争」 Sound Sketch 1

機動戦士ガンダム 0080 「ポケットの中の戦争」 Sound Sketch 1

機動戦士ガンダム 0080 「ポケットの中の戦争」 Sound Sketch 2

機動戦士ガンダム 0080 「ポケットの中の戦争」 Sound Sketch 2

前年公開の『逆襲のシャア』で一区切りしたガンダムシリーズの新展開として制作された、初のOVA作品。林原さん演じるクリスは主人公の少年・アルの「隣のお姉さん」にして、連邦のテストパイロット(即ち「ガンダムパイロット」!)というシリーズでもキャラ。
林原さんにとっては初の、そして意外にも(現時点では)唯一のガンダム出演作品。人気声優としてブレイクしてからは「両雄並び立たず」の如く、ガンダムとは縁が無くなっているのは寂しいところ。
また、林原さんは本作のイベントで主題歌をカヴァーした事が切っ掛けで、キングレコードからアーティストデビューすることになったという。その意味でもターニングポイントとなった一作。


■1989年『天空戦記シュラト』(那羅王レンゲ)
聖闘士星矢』『鎧伝サムライトルーパー』などのヒットを受けて作られた「プロテクター物」で、インド神話をベースにした作品。
林原さん演じるレンゲは、メインとなる「八部衆」の紅一点。男勝りの性格かと思いきや、実は敵の親玉を愛していて、それ故に主人公たちと敵対するという展開も。
本作はタツノコプロ製作で、あかほりさとる氏のデビュー作としてもお馴染み。この作品が縁になって、林原さんが「あかほり作品」の常連となっていく。


■1990年『平成天才バカボン』(バカボン
平成天才バカボン DVD-BOX

平成天才バカボン DVD-BOX

もはや説明不要。赤塚不二夫によるギャグ漫画のアニメ化2作目。今となってはネタとしか思えない「バカボン役・林原めぐみ」というキャスティングだけど、実は前番組の『おそ松くん』では六つ子の一人・トド松を演じていたので、その流れもあったのかも。
なお、後年の林原さんのエッセーによると、オーディションを受けたのはバカボンではなくハジメちゃんの方だったとか。そして事務所から「"バカボン"に決まりました」という連絡を受けても「バカボン』に(ハジメちゃん役での出演が)決まりました」だと勘違いしていたというエピソードも。


■1992年『宇宙の騎士テッカマンブレード』(アキ)
タツノコプロによる名作SFヒーローアニメのリメイク版。宇宙からの謎の侵略者・ラダムに立ち向かうDボゥイこと「テッカマンブレード」の孤独な戦いが描かれる。
林原さん演じるアキは作品のヒロインにしてDボゥイを支える仲間。しかし、彼女自身は普通の人間で、愛するDボゥイの戦いを見守り、勝利を祈ることしかできない。そんな己の非力に嘆き悲しむという、ある意味では悲劇のヒロイン。
しかし、続編のOAVではその鬱憤を晴らすように、なんと「テッカマン・アキ」に変身して大暴れ!このギャップに震えろ。


■1993年『熱血最強ゴウザウラー』(立花浩美)
小学生が巨大ロボットに載って地球の平和を守る「エルドランシリーズ」の、最終作となる第3作目。
林原さん演じる浩美(名前は女の子っぽいけど男の子)はゴウザウラーパイロットの一人。性格はやや弱気で、序盤では戦闘を拒否するシーンもあったけど、それでもパイロットとして最後まで戦い抜いた。
そして特筆すべきなのは、「アーティスト・林原めぐみ」としてED曲『OUR GOOD DAY… 僕らのGOOD DAY』を担当していること。声優が出演作品(それもキッズ向けの通年ロボット作品)を、キャラソンなどではなく本人名義で担当するのは、当時としては異例の大抜擢だった。その意味でも、この後に数多く作られる「林原アニメ」のルーツとも言うべき作品。


・・・・・・と、林原めぐみさんの本当に最初期の出演作を、独自にピックアップして紹介してみました。本当に初期の初期、最後に紹介した『ゴウザウラー』ですら四半世紀前の作品なのだから、林原さんが積み重ねてきたキャリアには圧倒されるばかりです。
90年代中期になると『BLUE SEED』『スレイヤーズ』『セイバーマリオネット』といった「林原アニメ」が前世になるワケですが、その前の「アーリーデイズ」の作品もオススメですよ。

声優さんアーリーデイズ特集(久川綾編)

ベテラン声優さんの若き日の出演作を紹介する企画「アーリーデイズ」を、久々にやってみる。


今回紹介するのは久川綾さん。1990年代には『美少女戦士セーラームーン』のセーラーマーキュリーこと水野亜美を演じて大ブレイクして、当時のいわゆる「アイドル声優」の代表格としてアーティスト活動やラジオパーソナリティとしても大活躍。特に冠番組の『久川綾のSHINY NIGHT』は、色々な意味でアニラジ界の伝説となっています(今回はあくまでも「声優・久川綾」の紹介なので、その辺は省略。興味のある方は各自調査をお願いします)。
そして今年は、声優としての代表作である『カードキャプターさくら』が18年ぶりに復活。もちろん久川さんも引き続きケロちゃん役で出演と、長年のファンとしては嬉しい限り。これを機に「声優・久川綾」に興味を持った人も多いと思うので、そんな人向けに「久川綾のアーリーデイズ」を紹介します。


「カードキャプターさくら」主題歌コレクション

「カードキャプターさくら」主題歌コレクション

「カードキャプターさくら」CHARACTER SONGBOOK

「カードキャプターさくら」CHARACTER SONGBOOK

久川綾 ゴールデン☆ベスト

久川綾 ゴールデン☆ベスト



■1989年『新ビックリマン』(プッチー・オリン)
新ビックリマン DVD-COLLECTION VOL.1

新ビックリマン DVD-COLLECTION VOL.1

新ビックリマン DVD-COLLECTION VOL.2<完>

新ビックリマン DVD-COLLECTION VOL.2<完>

80年代末に爆発的ブームを起こしたシール付きチョコレート『ビックリマン』のアニメ化2作目。久川綾さんにとって記念すべき初レギュラー作品で、しかも物語のカギを握る謎のマスコットキャラという重要な役どころ。でもセリフは基本的に「プッチー!」のみ。それで喜怒哀楽を表現するのは大変だったと、久川さんは振り返っています。
本作の放送枠はテレビ朝日系日曜朝8時30分という、後の「プリキュア枠」。そして「個性的なマスコットキャラ」という要素は『カードキャプターさくら』のケロちゃんにも通じる。まさに声優・久川綾のその後に繋がる作品とキャラクターなので、未見の方は是非ご覧になって下さいな。
なお、本作をリアルタイムで観ていた僕は「このナントカ綾っていう声優さん、初めて見る名前だなぁ。新人さんからセリフも"プッチー!"しか喋らせてもらえないのか」と失礼千万な事を思っていたのは内緒の話。


■1990年『RPG伝説ヘポイ』(ミーヤ・ミーヤ)
RPG伝説ヘポイ DVD-BOX

RPG伝説ヘポイ DVD-BOX

タイトルが示すとおりRPGゲームを彷彿とさせるファンタジー世界を舞台にしたロボットアニメ。久川さん演じるミーヤ・ミーヤは勝ち気でセクシーな猫型獣人ヒロイン。しかも「ミーアのキャラソン」という位置付けでED曲を自ら作詞して歌唱という破格の扱い。「神様だってイチコロ!」とか「とびきり危険なダイナマイトキャット!」という歌詞を、デビュー間もない頃の久川さんが作詞していたという事実は……うん、萌える!


■1990年『魔物ハンター妖子』(真野妖子)
魔物ハンター妖子 DVD-BOX

魔物ハンター妖子 DVD-BOX

久川綾"主演"の美少女戦士物」といえばコレ!
チャイナドレス姿の魔物ハンター・真野妖子の活躍を描いた物語で、1990年に公開の劇場版を皮切りにOAVやゲーム(メガドライブPCエンジン)とメディアミックス展開された作品。アニメ誌でも頻繁に紹介されていて、特にOAV専門誌(※当時はそんなアニメ誌が存在し得たんだよ!)の「アニメV」ではコミカライズが連載されていたり、別冊ムックが刊行された程。そしてOAV(今で言う深夜アニメ相当)だけあって、サービスシーンも満載。特に妖子の変身シーンは「服が破れる」というご期待通りのお約束だぞ。
また久川さん自身も各作品のED曲やキャラソンを歌ったり(一部の曲は作詞も手掛けている)、ミュージッククリップ集では実写PVで出演したり、上映イベントでは妖子のコスプレ(!)も披露したりと大活躍。ひょっとすると『セーラームーン』以上に「アイドル声優久川綾」のブレイクに貢献した作品かもしれない。


■1994年『ママレード・ボーイ』(鈴木亜梨実)
ママレードボーイ全曲集

ママレードボーイ全曲集

今年、実写版映画が公開予定の同名少女漫画のアニメ版で、両親同士の「パートナー交換」によって同居することになった高校生カップル・光希と遊によるラブコメ作品。なお、こちらも放送枠は今の「プリキュア枠」というのは衝撃の事実。
久川さん演じる亜梨実は、遊の元カノ。外見は青髪ショートヘアの美少女という、『セーラームーン』の亜美ちゃんを彷彿させるキャラだけど。勝ち気で挑戦的な性格で、恋のライバルとなる光希にもキツい態度を取るという。言うなれば「黒い亜美ちゃん」。当時の久川さんにしては珍しく、悪役とは行かないまでも「敵役・嫌われ役」となるキャラだったなぁ。


・・・と、久川さんのデビュー間もない頃の代表作を、今でもDVDなどで視聴可能な作品からチョイスしてみました。『セーラームーン』や『ああっ女神さまっ』はお馴染みなのであえて外しました。個人的には『セーラームーン』以前の出世作である『ダイの大冒険』(レオナ役)や、育成ゲームが原作のOAV『卒業~Graduation~』(中本静役)、ラジオ『SHINY NIGHT』誕生の切っ掛けとなったOAV『黄龍の耳』(伽奈子役)も紹介したかったけど、DVD化されていないため見送りました。デジタル化以前の作品は、今となっては視聴が難しい物も多くて残念です。
ともあれ、久川さんは今年で声優デビュー30年目という節目を迎えられるワケですし、これを機に今回紹介した懐かしいアニメを観て「声優・久川綾」の創成期を堪能するのも良いですよ。

2017年にハマったアニメ備忘録

気が付けば2017年も大詰め。今年は殆ど更新できなかったなぁ。流行りの話はTwitterの方で書いているし、当Blogについては「少し長め」の文章を書きたくなった時用かな。
それにしても、今年書いたネタは『アニラジグランプリ』に『Bugってハニー』に『キャプテン翼』に『幽遊白書』と、すっかり懐古趣味になったなぁ。
いやいや、『翼』は来春から再アニメ化(15年ぶり4回目!)されるし、『幽白』も来年発売のBR-BOXの特典映像で新作アニメが制作されるし、懐古趣味じゃない!(強がり)


というワケで、今年ハマったアニメを振りかえってみる。


■『BanG Dream!バンドリ! 〕』

Time Lapse(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)

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クリスマスのうた(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)

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メンバーによる武道館ライブあり、多彩なバンドが登場するスマホゲームありと、ブシロードによる一大メディアミックス作品のアニメ版。メインとなるガールズバンド「Poppin' Party(ポッピンパーティー)」の結成を描いた物語で、「キラキラしたい」という想いからギターを始めた主人公・香澄が、時には強引に、時には済し崩し的にメンバーを集める姿は何ともユーモラス。


■『ひなこのーと
演劇サークルを立ち上げた女子高生たちの奮闘と日常を描いた作品。……だけど、もうね、主人公のひな子がエロい!天然であがり症でコミュ障で、でもそれを克服するために演劇を頑張る様子が最高に萌えぜ!緊張して「かかし状態」になったひな子をお持ち帰りしたいぜ!(※通報しました)
そんなひな子を演じていたM・A・Oさん。今まではお姉さん系ヒロインを演じることが多かったけど、可愛い系のメインヒロインもイケるとは!思わず「市道真央」名義のDVDや写真集を買っちまったぜ!
あと、メインキャストによるユニット「劇団ひととせ」が歌うOP&ED曲も中毒性が高いので、未聴の方はアニメ共々御視聴下さいな。


■『Re:CREATORS
NEWLOOK(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)

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ルビコン(期間生産アニメ限定盤)(DVD付)

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Re:CREATORS Original Soundtrack

Re:CREATORS Original Soundtrack

「様々な創作物のキャラクターが現実世界に現れて、ある者は創造主と共に戦い、ある者は創造主に刃を向ける」という異色なコンセプトの作品。女騎士やら美少女魔導士やら魔法少女やらヤンキー兄貴やら、様々な劇中作品のキャラクターが「私たちって、物語世界の人物なの!?」と驚きつつも現実世界で力を合わせて戦う姿は何とも賑やか。
クライマックスは「様々な作品が共演するイベント」として物語が展開するように、まさに「お祭り騒ぎ」的な一作。


■『Fate/Apocrypha
英雄 運命の詩(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)

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Desir(期間生産限定盤)(DVD付)

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ASH(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)

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毎年何かしらのアニメ作品が発表されている『Fate』シリーズの最新作。今回は「Apocrypha外典)」が示すように、シリーズ本編から分岐したパラレルワールドが舞台。2陣営が7体のサーヴァントを揃えて戦う、聖杯戦争ならぬ「聖杯大戦」という派手さ。しかも、例によってサーヴァントもマスターもキチガ…もとい個性派揃いでドラマ的にも見ごたえ充分。
個人的にはルーラーことジャンヌ・ダルクの登場が嬉しい。歴史物ではメインヒロインの定番であるジャンヌが『Fate』シリーズに登場したのも「満を持して感」があるし。真面目てお固くて優しさと慈愛に満ちた聖女さまだけど、時折見せるポンコツぶり、もとい人間臭さが堪らないぜ。


■『NEW GAME!!
TVアニメ「 NEW GAME!! 」エンディングテーマ「JUMPin' JUMP UP!!!!」

TVアニメ「 NEW GAME!! 」エンディングテーマ「JUMPin' JUMP UP!!!!」

ゲーム会社の新人社員・青葉と、その同僚の女性社員たちの奮闘を描くゲーム業界お仕事アニメの2期。1期は入社したての青葉の成長を描いたけど、2期では青葉の幼馴染・ねねや、後輩となる紅葉&ツバメが入社したり、何より「憧れの先輩」であるコウが青葉に触発される形で一大決心をしたり。青葉の活躍が周囲に好影響を与える様子が描かれてゆく。


■『ナイツ&マジック
TVアニメ『ナイツ&マジック』OP主題歌「Hello!My World!!」(アニメ盤)

TVアニメ『ナイツ&マジック』OP主題歌「Hello!My World!!」(アニメ盤)

ロボットアニメ好きのプログラマーがファンタジー風の異世界に転生し、転生前に培った趣味と仕事の知識をフル活用する「ロボットアニメ」ならぬ「ロボット開発アニメ」。
フルCGで描かれるロボットもとい「幻晶騎士(シルエットナイト)」の格好良さもさることながら、何と言っても主人公の「エルくん」が可愛い!可愛過ぎる!高橋李依さんのショタヴォイスが萌える!そしてロボットを開発している時の嬉々とした様子。もう、男の子でも……イケる!(問題発言)


■『ラブライブ! サンシャイン!! 2nd Season』
【Amazon.co.jp限定】 Awaken the power  (デカジャケット付)

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もはや説明不要。「スクールアイドルアニメ」こと『ラブライブ!』シリーズ2作目の2期。現実の声優ユニットAqours」がライブに歌番組出演にグラビアと大活躍だけど、アニメの方はいよいよ大詰め。
メンバーたちの活躍も及ばず、彼女たちが通う学校は統廃合が決定。それでも「最後の輝き」を残すため、スクールアイドルの祭典「ラブライブ」へ挑む。
これを書いている時点では最終回前なので、どんな結末を迎えるか。そして、来るべき2018年にどんな展開(テレビアニメ3期や劇場版)があるか未発表だけど。これだけのヒット作だから、期待しよう!