ぽすたるワイド的ニュースデスク(『機動戦士ガンダムUC』、他)

久々の更新。今回はここ1カ月のロボットアニメの話題をセレクトして紹介。


■『機動戦士ガンダムUC』シリーズ完結に池田秀一「感無量」 涙で言葉詰まらせる(まんたんWEB)

第1作から約5年の歳月をかけてのシリーズ完結に、「機動戦士ガンダム」シリーズの池田さんは「やっとおわりました(笑い)」と冗談めかしながら、「昔、ファーストガンダムと呼ばれる作品がありました。その劇場版……舞台あいさつ……」と言葉を詰まらせ、「この新宿でやらせていただきました。あれから30有余年、またこの新宿であいさつさせていただいて、感無量です」と涙ぐみながらあいさつした。

■『機動戦士ガンダムUC』最終巻BDが発売初週に10万枚 シリーズ最高記録(まんたんWEB)

11日に発表されたオリコン週間ブルーレイディスク(BD)ランキング(16日付)によると、人気OVA機動戦士ガンダムUCユニコーン)」シリーズの最終巻「機動戦士ガンダムUC 7」の初回限定版が発売初週にシリーズ最高となる約10万枚を売り上げ、総合部門の首位を獲得した。同時発売されたDVD版は発売初週に約4万1000枚、BD通常版は約1万8000枚を売り上げるなど好調だ。
同シリーズは、BDが2010年3月に発売された初作から7作連続、DVDは「機動戦士ガンダムUC 4」から4作連続でそれぞれ総合首位を獲得している。

先日、最終話が劇場公開、そしてブルーレイがリリースされた『ガンダムUC』の話題。
舞台挨拶では感極まって涙ぐんだという池田秀一さん。池田さんにとってファーストガンダムで演じたシャア・アズナブルは声優初レギュラーにして、今なお様々なメディアで演じる機会の多い代表作。そして『UC』で演じたフル・フロンタルはまさに「シャアの再来」。劇中の言葉を借りれば「人々(=ガンダムシリーズのファン)の意思を受け止める器」だけに、シャアやガンダムシリーズへの想いに溢れた言動が存分に描かれる。演じる池田さんとしても、思い入れは強いんだろうな。
ガンダムシリーズとしては新しい試みとなった「劇場公開+ソフト(BD/DVD)販売」という形態は、今までの「30分のガンプラCM」という要素が強かったテレビシリーズとは別系統の、新たなガンダムシリーズの、そしてロボットアニメのビジネスモデルなんだろうな。



■『ガンダムビルドファイターズ』新シリーズが今秋スタート(まんたんWEB)

東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の玩具見本市「東京おもちゃショー2014」(日本玩具協会主催)のバンダイブースで発表された。
ガンダムビルドファイターズ」は、ガンプラを操作して戦うバトルシステムが普及した近未来を舞台に、ガンプラビルダー(製作者)として高い技術を持つイオリ・セイと優れた操縦技術を持つ謎の少年・レイジが、タッグを組んでガンプラバトル世界大会の優勝を目指す姿を描いたアニメ。第1期は2013年10月~14年3月にテレビ東京系で放送された。

一方、こちらは「30分のガンプラCM」を極限まで追求した『ビルドファイターズ』の続編について。
過去のガンダムシリーズから戦争ドラマ等シリアス要素を排した作風で、前作の『機動戦士ガンダムAGE』で失敗したキッズ層の取り込みにも成功。
ロボットアニメは「ロボット玩具(プラモや超合金)のCM」と「ロボットが活躍するドラマ」という2つの要素があって、ガンダムシリーズは後者のドラマ性の高さで人気を博して来た。
でも、最近では「CM」と「ドラマ」を分離するようになって、前者に特化したのが『ビルドファイターズ』、後者に特化したのが『UC』。この傾向は今後も続くんだろうな。



■『バディ・コンプレックス』完結編が今秋放送(まんたんWEB)

「バディ・コンプレックス」は、未来にタイムスリップした高校生・渡瀬青葉(わたせ・あおば)が、自由条約連合軍の隼鷹(じゅんよう)・ディオ・ウェインバーグらとともに大型ロボット・ヴァリアンサーに搭乗し、大ゾギリア共和国と戦う姿を描いたロボットアニメ。
完結編の放送日などの詳細は今後、発表される。

こちらはサンライズ製作ということでガンダムの後輩筋にあたる『バディ・コンプレックス』の話題。
今年1月放送開始の1クール作品で、タイムスリップ系の伏線満載なことから分割2クールかと思いきや。単発の「特別編」というのは意外。
物語の方は、大ゾギリア帝国の若きエリートパイロット・ビゾンが、幼馴染の同僚パイロット・ヒナに想いを寄せるもフラれた末に敵側に寝返られ、その元凶である過去からタイムスリップして来た敵パイロット・青葉けの復讐を誓うというものです(←視点は違うけど、大体合ってる)。
あと、本作はアニメ開始と同時にスマホゲームもスタート。ロボットアニメの主力商材と言えば、鉄板のプラモや超合金があり、深夜作品では作品自体のソフト(BR/DVD)やキャラソンがあるけれど、そこに流行り物であるスマホゲームも加わったワケか。

UNISONIA(アニメ盤)

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あの空に還る未来で

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