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ぽすたるワイド的ニュースデスク(桑島法子20th Anniversary Live)

Topic Voice Anime Music Radio

今回はデビュー20周年および40歳の誕生日という節目を迎えた桑島法子さんのライブレポートを紹介。


■「桑島法子20th Anniversary Live~Utau夜~」速報ライブレポートが到着!(リスアニ!WEB)

桑島法子の声優デビュー20周年を記念したライブが、自身の誕生日でもある12月12日、品川インターシティホールにて開催された。
これまでに多くのキャラクターを演じ、キャラクターソングだけでなく作品主題歌も数多く歌ってきた桑島だが、ソロライブは初めて。桑島ファンにとっても、文字どおり待ちに待ったライブである。
記念すべき1曲目は、アニメデビュー作品でもある『機動戦艦ナデシコ』のED曲「私らしく」。
その後、発売されたばかりのアルバム「HouKoChroniCle」に収録されたお馴染みのキャラクターソングや主題歌を、情感たっぷりに歌い上げた。
(中略)
アンコールで再登壇した桑島は、「HouKoChroniCle」に収録された新曲「Clairvoyant~透視者~」を披露しようとした矢先に、舞台袖からケーキが登場しハッピーバースデイの大合唱。大勢のファンに祝福されるのは久々ということで、嬉しさ半分戸惑いを見せる桑島。客席も笑いに包まれていた。最後に用意していたのは「私らしく」のバラードバージョン。ピアノだけの伴奏でゆったりと、サビの部分は観客と共に大合唱!!
5人のバンドメンバーと共に演奏したのは全22曲。20年目にして初めてのソロライブは、桑島にとってだけでなく、ファンのみなさんにとっても記念すべき1ページになったはず。
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HouKo ChroniCle (通常盤)

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セットリストを見ると、さながら桑島さんのフォルモグラフィー(出演作品リスト)というべきキャラソンがズラリ。『神風怪盗ジャンヌ』『CLAYMORE』『薄桜鬼』『彩雲国物語『NOIR』といった主演作品はもちろん、ソロパーソナリティーを務めて出世作となったラジオ番組『CLUB db』の主題歌。さらには『CLUB db』内でオンエアされていたラジオドラマ『クリック&デッドNETWAYスイーバーズ』や『かってに桃天使!』という懐かし過ぎるタイトルも。さらにはテレビドラマとしてお馴染みの少女漫画『花ざかりの君たちへ』がドラマCD化された時のキャラソンというレアかつトリビアなナンバーまで披露していたのか。
そして何より、オープニングとアンコールのラストを声優としての出世作にして、後世まで代表作として語り継がれるであろう『機動戦艦ナデシコ』のED曲「私らしく」で飾るという完璧な構成。
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今回のライブに際して「キャラソンを歌うのは大好き。キャラを演じたご褒美だと思っているから」と語った桑島さん。まさに出演した作品や演じたキャラクターに対する「声優・桑島法子」からの感謝に溢れたライブだったことが伺える。


……と、あっさり書いてしまったが、「桑島法子がライブを行う」という事が、どれほど驚くべき事実なのか。ラジオ『CLUB db』(1997年~2002年放送)を聴いていたオールドファン諸兄ならご理解頂けるだろう。
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db/songbook feat.桑島法子

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Flores ?死者への花束

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『CLUB db』は90年代アニラジの代表格である『ツインビーPARADISE』や『ときめきメモリアル』と同じコナミがスポンサーを務めていた番組。そのパーソナリティーに当時ブレイク中の新人女性声優である桑島さんを抜擢したのは、即ち『ツインビー』の國府田マリ子さんや『ときメモ』の丹下桜さんのように「アイドル声優桑島法子」を大々的に売り出そうとしていたはず。
しかし、当の桑島さんは番組内で「私はアイドル的な活動はしたくない」と公言していた。歌に関しても「キャラソンは歌うけど、個人では歌わない」と、ともすれば「キャラソンも嫌々歌っている」と思われかねない発言もしていた。


加えて、恐らくな熱烈なオファーがあってリリースした1stアルバム『Flores~死者への花束』(発売日:2001年12月12日←こちらも桑島さんのお誕生日)は、宮澤賢治の詩の朗読があったり、歌謡曲の定番『いつでも夢を』をカヴァーしていたり、全曲の作編曲が大御所作曲家の服部克久氏(桑島さんの出演作では『無限のリヴァイアス』や『アルジェントソーマ』を手掛けている)だったり。こちらもともすれば「そこいらのアイドル声優とは違うのよ!」と言わんばかりの、ノーブルな雰囲気が漂う一枚になっている。
それ故に当時の桑島さんはファンの間では「毒舌」とか「生意気」とか、親しみと揶揄が入り混じった印象を持たれていたっけ。


そんな『CLUB db』も終了から10年以上経った。桑島さんも声優として順調にキャリアを重ね、今年でデビュー20周年(&40歳という節目の年齢)を迎えた。そんな時の流れの中で、桑島さんも人間が丸くなったのか。それとも、元々丸かったのを僕らファンが誤解しただけだったのか。かつては想像もできなかった「桑島法子としてのソロライブ」を行ったのだから。デビュー当時から桑島さんを観ている身としては、色々と感慨深くなるもんさ。