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ぽすたるワイド的ニュースデスク(『マクロスΔ』編)

2016年最初の更新は、2016年を代表する作品になるであろう、今春放送予定の『マクロスΔ』について。
昨年末にバンダイビジュアルの公式サイト『V-STORAGE』に掲載された、「ミスターマクロス」ことマクロスシリーズの生みの親・河森正治総監督のインタビューを紹介。


マクロスシリーズ最新作『マクロスΔ』河森正治スタッフインタビュー(V-STORAGE)

──今回の舞台は『マクロスF』から続いている時間軸での2067年ですが、時代設定について意図された部分があるんですか?


河森 マクロスF』からあんまり近い時代だと、『マクロスF』に登場したメンバーたちがすぐに出てくる物語を期待されてしまうところがありますよね。かといってあんまり遠いと、ただでさえ現実のテクノロジーの変化が驚くほど速くなっているので、8年後がギリギリの線かなと。これがスペースオペラ作品だったら気にしないんですが、西暦の世界観における同時間軸上の物語ということで、8年に設定しました。


──『マクロスF』の時とは時間の経過だけではなく舞台そのものが違いますが、キャラクターが地球とは接点のない世界にいて、他の星が出てきて、重要な舞台になるというのは、新しい設定だと思います。


河森 そうですね。『マクロスF』の頃は、自分がもしテレビシリーズに総監督などの立場で入るとしたら、次は絶対に移民船団の話にしようと思っていたので、『マクロスF』では移民船団を舞台にしたんです。ただ、どうしても狭いドームの中という、限界が多いステージでしたので、今回は戦闘機がより自由に飛べる大気圏内を中心にしようと考えました。ただ、中心にすると言っても、一個の星だけを舞台にするとスケール感が出ないので、あちこちに移民している前提です。今回はいくつかの星々が舞台になっていて、それぞれの星で独自の文化が創られつつある時代、という感覚で描いています。
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まずは『Δ』の時代設定と舞台について。
「『F』から8年後」という設定は、実際に『F』が放送された2008年から経った年月に合わせたのだろうか。ただ、マクロスシリーズの世界自体が宇宙規模に広がっているので、流石に『F』のメインキャラだったアルトやランカやシェリルが登場するには無理がありそう。
もっとも、「ジーナス」というマクロスシリーズを語る上で欠かすことのできない、とっても馴染みのある名字のキャラも登場するみたいなので、オールドファンでも充分に楽しめそう。
また、『Δ』の舞台となるのはマクロスシリーズお約束の移民船団ではなく、既に移民が済んだ星。それもそれぞれに独自の文化を創りつつある複数の星を舞台になるとは、これは楽しみ。
なお、大晦日に放送された特番によると、『Δ』スタッフが舞台のモチーフとしてロケハンしたのは中東のドバイだという。というワケで、今からドバイへ「聖地巡礼」をするのもオススメだぞ!(←無理だって)





そして、長年マクロスシリーズを手掛けた河森総監督ならではの、意気込みが感じられるコメントを紹介。

──マクロスシリーズにおける三角形の集大成。ある種象徴的な作品になるのでしょうか?


河森 そう言えるでしょうね。三角形は意識してないとバラバラになってしまいます。テレビシリーズの『超時空要塞マクロス』と劇場版の『愛・おぼえていますか』の2つをあわせて現代風にしているのが『マクロスF』だとすれば、ある意味『マクロスプラス』と『マクロス7』のまったく異質な2つをあわせて現代風にしているのが『マクロスΔ』とも言えますね。かけ離れたものをひとつにしようとしているような部分があります。あるところは『プラス』、あるところは『7』と表現できるくらい変化の幅が激しい作品ですね。マクロスワールドを広げた中のコアな部分の要素を描いた作品を『マクロスF』だとすると、マクロスワールドを広げた一番辺境の辺りをあわせて作ろうとしているのが『マクロスΔ』。そういう世界の広さがありますね。マクロスワールドの広さをすべて使って描くつもりでいます。
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『プラス』と『7』は、共に1994年(もう20年以上も昔になるのか!)に発表された作品。しかし、OAVとテレビシリーズという発表媒体の違いに加えて、片や『プラス』は緻密なメカ&戦闘描写で絶賛され、片や『7』はロックシンガーがバルキリーに載って戦場で歌いまくる奇抜な物語で話題となった。まさにマクロスシリーズにおける両極端な2作を併せて現代風にするとは。まさしく河森総監督が言うところの「マクロスワールドの広さをすべて使った」作品になりそうでワクワクが止まらないぜ。


大晦日に一部先行放送された1話(正確には「エピソード:0.89」)を観た印象だと、バルキリーのメカ描写は『プラス』のようなリアル路線。アイドルが戦場で歌うのは『7』に加えて、河森総監督が数年前に手掛けた『AKB0048』を彷彿とさせる派手で奇抜なテイストになっている。


事前情報と先行放送でここまでワクワクしたのはホントに久しぶり。今から春の放送開始が待ち遠しい。