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ぽすたるワイド的ニュースデスク(花澤香菜『透明な女の子』)

Topic Anime Music Voice

今回は花澤香菜さんの新曲『透明な女の子』と、プロデュースを手掛けた※空気公団・山崎ゆかりさんとの対談記事を紹介。






■【インタビュー】花澤香菜空気公団 山崎ゆかり(ローチケHMV)

――今回のきっかけは花澤さん側からのオファーとのことですが、空気公団の作品に何か思い入れあってのオファーでしたでしょうか?


花澤香菜
以前、『青い花』というアニメがあって、そのテーマ曲を空気公団さんが歌われていて、それがすごく印象に残っていました。それで、山崎さんにオファーをするにあたって、改めて空気公団さんの楽曲を聴き直させていただいて…一気に引き込まれました。本当に素敵な作品を作り続けていらっしゃっていると改めて思います。


――表題曲「透明な女の子」の制作で印象深かったことはありますか?


山崎ゆかり
私は作り置きの楽曲というものが無いので、まず花澤さんと初めてお会いしたときに「何かキーワードをいただけませんか?」という話をさせていただきました。そして後日、花澤さんから2、3のモチーフをいただけて、そこから花澤さんの中にある気持ちを汲み取って作曲、という過程で生まれた曲です。


――「花澤さんの中に気持ちを汲み取った」と今、山崎さんが仰っていましたが、花澤さんとしては、自分の気持ちが伝わった実感がありましたか?


花澤香菜
私はいつも悩んだりしたときに小説に頼ることが多いんですけれども、当時、私が一番大事に胸にしまっていた一行と、その理由を添えてキーワードとして山崎さんにお伝えしました。大まかなテーマとしては「もっと強くなりたい」みたいな内容だったんですけれど、それはすごく汲み取っていただけたと思います。
記事全文

これまで北川勝利さん(ROUND TABLE)や、やくしまるえつこさんなど、様々なミュージシャンのプロデュースを受けてきた香菜さん。今回は香菜さん側からのオファーで、その切っ掛けが空気公団が音楽を手掛けていたアニメ『青い花』というのも声優さんならでは。
これが更なる縁になって、『青い花』の原作者・志村貴子さんが『透明な女の子』をモチーフとした店舗特典漫画を描き下ろすことになったという。
また、曲作りに際しての裏話も面白い。花澤さんが山崎さんに伝えたという「一番大事に胸にしまっていた一行」というのは一体何だろう。この曲を聴けば、その真相に迫れるかも……いや、無理かな。


さて、今回最大の話題は、『透明な女の子』というタイトルからも、そしてこれまでの花澤香菜さんのイメージからもかけ離れた衝撃的なジャケット写真。その裏話がコチラ……。

――本作のジャケットやMVといったビジュアル面の反響は、発表時にとても大きいものとなっていた印象ですが、コンセプトや伝えたかったポイントをお聞かせください。


山崎ゆかり
コンセプトは「音が見えるとしたら、どんな形なんだろう?」というところだったんですが…そうですか、反響大きかったですか。私は何か一石を投じてしまったんでしょうか(笑)?私としては、ただ単に「金髪似合うから、してよ」みたいなノリでしていただいたつもりでは決して無く。


音楽っていうものは、”見る”ものではなく、”聴く”ものです。そして音楽を聴いた時の創造力っていうのは聴き手側の自由で、ある曲を聴いたときに頭に浮かぶ人物や風景は、聴いた人によって違うものになりますよね。でも、音楽を作ったこちら側としては、「こういうものを感じてもらいたいな」っていう部分があるんです。この「透明な女の子」では、私に見えている”強い女の子”と”弱い女の子”を、聴いている皆さんに、ある程度統一したイメージで伝えたかったんです。その上で、”強い女の子”は”弱い女の子”に似ているわけではない、っていうのをお伝えするビジュアルになっています。


――本作のジャケットやMVの、花澤さんのご感想をお聞かせください。


花澤香菜
まずこれは金髪にしているのではなく、ウィッグを被っているんです。衣装合わせの段階で、山崎さんが金髪のウィッグを持ってきてくれていて、「これを被るのはどうでしょう?」と提案してくださいました。そこで実際に被ってみたら、周囲のスタッフの皆さんから「なんか新鮮!」っていう感想をいただいて、使ってみることにしました。でも、あまりコスプレ感が出ないように、ウィッグをアレンジしてもらって…


山崎ゆかり
ウィッグ自体の髪型を、いつもの花澤さんの髪型に近いようにしていただきました。だから、”染めた”っていう感想も出るくらいのリアリティになりましたね。先程の”強い女の子”と”弱い女の子”の話で、似ているようで全く違う感じを表現したかったところです。


花澤香菜
MVは、撮影の前に山崎さんが描いた絵コンテをいただけたので、それを見ながらイメージして撮影に臨みました。撮影現場でも山崎さんが「こういう画で撮りましょう」という指示を出してくださったので、もう頭の中に撮りたい画があるんだなって、まさにトータルプロデュースしていただいているなって、驚きながらもすごく嬉しく撮影させていただきました。


山崎ゆかり
「いつもよりちょっと先のものを見たい」とか、「挑戦したい」って気持ちが花澤さんの中にあるって感じていたんで、それに私の「見たことがないものを見てみたい」気持ちを加えて、味付けした映像ができたんじゃないでしょうか。
記事全文

透明な女の子(通常盤)

透明な女の子(通常盤)

ジャケット写真の「金髪香菜さん」は奇をてらったワケではなく、曲のコンセプトに基づいたものだという。曲のテーマとして「”強い女の子”と”弱い女の子”」があり、それは似ていたり、全く違ったりと。ジャケットを観る人、そして曲を聴く人の想像力に委ねられるモノらしい。
また、香菜さん自身も今回の金髪姿はこれまでのイメージを覆した「挑戦」だという。アーティスト活動を初めて今年で3周年。アーティストとしては一つの到達点である武道館ライブを行ったことで、どうしても「あがり」とか「マンネリ」という雰囲気も出てしまう。しかそ、それを払拭しようとする「攻めの姿勢」が曲とジャケットから伝わって来る。それが『透明な女の子』というコトかな。