読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

戦え!ネオ・ジオン

ネオ・ジオン兵士A「う…うう…し、死ぬ前に一度、ミネバ様に会いたかった」

機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 COMPLETE BEST(期間生産限定盤)

機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 COMPLETE BEST(期間生産限定盤)

ネオ・ジオン兵士B「何ィ?!お前、ミネバ・ザビのファンって言っても、どうせ『ガンダムUC』に登場した16歳ヴァージョンからのにわかファンだろうがっ!
俺なんかファーストガンダムに登場した赤ん坊バージョンの頃からファンなんだぞっ!
お前みたいなミーハーが気軽にミネバ様とか言うんじゃねえっ、汚れるからよっ!!
お前の墓には『女優のナツメ・スワンソンのファンここに眠る』って書いといてやるからな」


ネオ・ジオン兵士A「おおお…お前ってやつは~(泣)」

……というのが、今年放送された『機動戦士ガンダムUC』のテレビ放送版『RE:0096』のあらすじです(※コロニーレーザーで消滅不可避)





■ぼくがかんがえたさいきょうのうちゅうせいきがんだむ
そもそも『ガンダムUC』とは、一体どんな作品なのか。それは「俺たちが観たかった宇宙世紀ガンダム」であり、ファーストの続編である『Z』『ZZ』『逆襲のシャア』で消化不良だった諸々を「俺たちの独自解釈で決着をつけようぜ!」という作品。作品のテーマとして「ニュータイプ」があり、メインヒロインが『ZZ』最終回で「実は影武者で本物は行方不明」だと唐突に判明したミネバ・ザビだったり。そして何より「シャアの再来」どころか、もはやシャアそのもの(もちろんCV:池田秀一)なライバルが登場したり。それこそ大人になったガンダムファンによる「ぼくがかんがえたさいきょうのうちゅうせいきがんだむ」を、圧倒的なクオリティで実現させたマニアックな作品だったりする。そんな『UC』を、よりにもよってテレビ朝日系日曜朝7時という、スーパー戦隊仮面ライダーや『プリキュア』が居並ぶ「ニチアサ」で放送する暴挙……もとい快挙。全国津々浦々のチビっ子たち(&その親御さんたち)は『RE:0096』を観て、そのマニアックさを感じ取ってくれただろうか。そして、20年以上前に一度は完結した「宇宙世紀ガンダム」に興味を持ってくれただろうか。


■『F91』『V』の無い世界?
そんな宇宙世紀ガンダムだけど、時系列的には『UC』の後に『ガンダムF91』と『Vガンダム』が飛び石的に存在するワケだけど。今回『UC』をテレビ放送したのは『F91』と『V』とは異なる、「『UC』の続編」としての宇宙世紀ガンダムを作る布石なのでは……と勘ぐっていたりする。
機動戦士ガンダムF91 [Blu-ray]

機動戦士ガンダムF91 [Blu-ray]

他の作品でいうと、『ドラゴンボール』シリーズが『Z』の後にオリジナル作品である『GT』を放送するも評価の分かれる形となった。その後、『Z』の再編集版である『改』を経て、新作テレビシリーズとして『超』が放送されている。その影響で『GT』とはパラレルワールドとも言える状態になっている。
宇宙世紀ガンダムもこれに倣って、導入編として『UC』をテレビ放送して、その反応を受けて新作を作るプランがあったりして。それは『UC』の主人公とヒロインだったバナージとミネバが活躍する作品かもしれないし、もはや第何次かカウントするのも面倒なネオ・ジオン紛争を描いた作品かもしれないし、「もうひとつの歴史」よりも早くクロスボーンバンガードやザンスカール帝国が登場する作品かもしれない。
そうなったら『F91』や『V』はガンダム用語的な意味でもスラング的な意味でも、文字通りの「黒歴史」になってしまうなぁ。