ドルフィン親子、先頃大盛況のままに閉幕した4年に一度のウィンタースポーツの祭典について語るの巻

「ねぇ、お母さん」
「なぁに?」
「ソチって遠いの?」
「黙って泳ぎなさい・・・」
「はーい…」


「ねぇ、お母さん」
「なぁに?」
「ロシアのソチで開催されていた、冬季オリンピックが終わっちゃったね」
「黙って泳ぎなさい・・・」
「はーい…」


「ねぇ、お母さん」
「なぁに?」
「日本人選手も、男子フィギアスケートでは羽生結弦選手が金メダルを獲得したり、女子フィギアスケートでは期待の浅田真央選手が大健闘したり、ドラマチィックな展開だったね」
「黙って泳ぎなさい・・・」
「はーい…」


「ねぇ、お母さん」
「なぁに?」
「他にもスノーボート・ハーフパイプノルディック複合やジャンプ・ラージヒルとかで日本人選手がメダルを獲得して、随分と盛り上がったね」
「黙って泳ぎなさい・・・」
「はーい…」


「ねぇ、お母さん」
「なぁに?」
「この勢いに乗って、ウィンタースポーツをテーマにした漫画やアニメやライトノベルが作られたりするのかな?
「黙って泳ぎなさい・・・」
「はーい…」


「ねぇ、お母さん」
「なぁに?」
「というか、常日頃からの盛り上がりを考えたら、フィギアスケートを題材にした作品とかは、有って然るべきだよね
「黙って泳ぎなさい・・・」
「はーい…」


「ねぇ、お母さん」
「なぁに?」
「そう言えば、その昔銀盤カレイドスコープ』というラノベがアニメ化されたことが……
「しっ!あのアニメは色々な意味でアレだったから、もう忘れなさい!」
「はーい…」

energy

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銀盤カレイドスコープ』はアニプレックス製作で、主人公・桜野タズサ役に川澄綾子さん、ライバルのリア役に能登麻美子さん、ED曲がデビュー直後の井上麻里奈さんというツボなキャスト陣だったけど……。
まぁ、作画がアレだったり、ストーリーがコレだったり、最終回の演出担当者が「Alan Smi Thee(アラン・スミシー)」だったり、トラブル続きだったことが伺える。
もっとも、それがフィギアスケートを題材にした故だったかは不明(多分関係無いと思う)。


あと、『銀盤カレイドスコープ』で監督を務め、上記の「Alan Smi Thee」の正体に違いない高松真司さんのtwitterによると、「昔のスポーツアニメはオリンピックを目指すのが定番だったけど、近年では"オリンピック"という言葉自体が使えなくなっている」という。
10年程前にリメイクされた『キャプテン翼』でも「ワールドカップ」という言葉が使えずに「インターナショナルカップ」という言い換え語を使ってたっけ。
「オリンピック」も「ワールドカップ」も、その競技における世界一の大会を象徴する、「限り無く一般名詞に近い固有名詞」だったはず。それが権利やら商標やらの関係で、劇中で使えなくなったのは残念だ。


そのうち、野球やバスケットボールを扱った漫画やアニメでも「甲子園」や「インターハイ」という言葉が使えなくなり、「全国大会」というベタな名称しか使えなくなるのかなぁ。