ぽすたるワイド的ニュースデスク(桑島法子20th Anniversary Live)
今回はデビュー20周年および40歳の誕生日という節目を迎えた桑島法子さんのライブレポートを紹介。
■「桑島法子20th Anniversary Live~Utau夜~」速報ライブレポートが到着!(リスアニ!WEB)
桑島法子の声優デビュー20周年を記念したライブが、自身の誕生日でもある12月12日、品川インターシティホールにて開催された。
これまでに多くのキャラクターを演じ、キャラクターソングだけでなく作品主題歌も数多く歌ってきた桑島だが、ソロライブは初めて。桑島ファンにとっても、文字どおり待ちに待ったライブである。
記念すべき1曲目は、アニメデビュー作品でもある『機動戦艦ナデシコ』のED曲「私らしく」。
その後、発売されたばかりのアルバム「HouKoChroniCle」に収録されたお馴染みのキャラクターソングや主題歌を、情感たっぷりに歌い上げた。
(中略)
アンコールで再登壇した桑島は、「HouKoChroniCle」に収録された新曲「Clairvoyant~透視者~」を披露しようとした矢先に、舞台袖からケーキが登場しハッピーバースデイの大合唱。大勢のファンに祝福されるのは久々ということで、嬉しさ半分戸惑いを見せる桑島。客席も笑いに包まれていた。最後に用意していたのは「私らしく」のバラードバージョン。ピアノだけの伴奏でゆったりと、サビの部分は観客と共に大合唱!!
5人のバンドメンバーと共に演奏したのは全22曲。20年目にして初めてのソロライブは、桑島にとってだけでなく、ファンのみなさんにとっても記念すべき1ページになったはず。
(記事全文)
- アーティスト: 桑島法子
- 出版社/メーカー: フライングドッグ
- 発売日: 2015/10/21
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- アーティスト: 桑島法子
- 出版社/メーカー: フライングドッグ
- 発売日: 2015/10/21
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (2件) を見る
そして何より、オープニングとアンコールのラストを声優としての出世作にして、後世まで代表作として語り継がれるであろう『機動戦艦ナデシコ』のED曲「私らしく」で飾るという完璧な構成。
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2010/02/24
- メディア: Blu-ray
- 購入: 4人 クリック: 170回
- この商品を含むブログ (47件) を見る
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2005/10/26
- メディア: DVD
- クリック: 20回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2013/11/27
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (1件) を見る
NOIR COLLECTER’S BOX[LIMITED EDITION] [DVD]
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2007/03/21
- メディア: DVD
- クリック: 31回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2016/01/29
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (2件) を見る
……と、あっさり書いてしまったが、「桑島法子がライブを行う」という事が、どれほど驚くべき事実なのか。ラジオ『CLUB db』(1997年~2002年放送)を聴いていたオールドファン諸兄ならご理解頂けるだろう。
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2001/09/29
- メディア: DVD
- クリック: 17回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2003/03/26
- メディア: DVD
- クリック: 13回
- この商品を含むブログを見る
- アーティスト: 桑島法子
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2002/04/03
- メディア: CD
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- アーティスト: 桑島法子
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2001/12/12
- メディア: CD
- クリック: 51回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
しかし、当の桑島さんは番組内で「私はアイドル的な活動はしたくない」と公言していた。歌に関しても「キャラソンは歌うけど、個人では歌わない」と、ともすれば「キャラソンも嫌々歌っている」と思われかねない発言もしていた。
加えて、恐らくな熱烈なオファーがあってリリースした1stアルバム『Flores~死者への花束』(発売日:2001年12月12日←こちらも桑島さんのお誕生日)は、宮澤賢治の詩の朗読があったり、歌謡曲の定番『いつでも夢を』をカヴァーしていたり、全曲の作編曲が大御所作曲家の服部克久氏(桑島さんの出演作では『無限のリヴァイアス』や『アルジェントソーマ』を手掛けている)だったり。こちらもともすれば「そこいらのアイドル声優とは違うのよ!」と言わんばかりの、ノーブルな雰囲気が漂う一枚になっている。
それ故に当時の桑島さんはファンの間では「毒舌」とか「生意気」とか、親しみと揶揄が入り混じった印象を持たれていたっけ。
そんな『CLUB db』も終了から10年以上経った。桑島さんも声優として順調にキャリアを重ね、今年でデビュー20周年(&40歳という節目の年齢)を迎えた。そんな時の流れの中で、桑島さんも人間が丸くなったのか。それとも、元々丸かったのを僕らファンが誤解しただけだったのか。かつては想像もできなかった「桑島法子としてのソロライブ」を行ったのだから。デビュー当時から桑島さんを観ている身としては、色々と感慨深くなるもんさ。