戦え!りえしょん

「う…うう…し、死ぬ前に一度、"りえしょん"に会いたかった」






「何ィ?!おまえ村川梨衣のファンって言っても、どうせアーティストデビューしてからのにわかファンだろうがっ!
俺なんか『ビビッドレッド・オペレーション』の二葉あおいや、『のんのんびより』の一条蛍や、『エスカ&ロジーのアトリエ』のエスカを演じていた頃からからファンなんだぞっ!

お前みたいなミーハーが気軽に"りえしょん"とか言うんじゃねえっ、汚れるからよっ!!
お前の墓には『"そんせんなしころも"のファンここに眠る』って書いといてやるからな」


「おおお…お前ってやつは~(泣)」



というワケで、待望のアーティストデビューを果たしたそんせん……もとい、声優にしてアーティストの村川梨衣(むらかわりえ)さんに、このエントリーを捧げます(←止めろ)。


個人的に、村川さんと言えばラジオでの印象が強い。特に最初期の出演作である『ビビッドレッド』や『のんのんびより』では、アニメ本編でお嬢様系キャラを演じる一方で、作品のWebラジオでは「キャラと全く違うじゃん!」とツッコミ入れたくなる程のキチガ……もとい「ハイテンションで個性的なトーク」を連発。余りの違いようから、両作品で共演していた佐倉綾音さんが「アニメに出演しているのは村川梨衣(そんせんなしころも)という同姓同名同字異読の別人」という新説を提唱するほど。
「キャラクターと中の人は別物」というのは全ての声優さん(というか役者全般)に言える話だけど、村川さんの場合は特に顕著……というか、村川さん本人がキチガ……もとい個性的すぎるワケさ。


もっとも、村川さんの「本性」が広く知れ渡った最近では、ご本人のイメージに寄せたキャラクターを演じることも多くなった。特に『えとたま』のにゃーたんは「村川梨衣をアニメキャラ化したらこうなるんじゃね?否、こうなるとしか思えない!」というハマり具合。

そして迎えた今回のアーティストデビュー。「Sweet Sensation」は小学生の初々しい恋愛模様を描いたアニメ『12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~』の主題歌に相応しく、明るくポップでピュアな一曲。きっと『12歳。』を観た女子たちは「この"村川梨衣"ってアーティストさんは、どんな人なんだろう」と興味を持ち、やがては「"村川梨衣(むらかわりえ)"と"村川梨衣(そんせんなしころも)"という、限りなく別人に近い同一人物が存在する」という事実を知り、そして大人への階段を登ってゆくんだろうなぁ……。