声優さんアーリーデイズ(堀江由衣編)

今では誰もが知る人気声優さんのデビュー間もない頃、すなわち「アーリーデイズ」の出演作品を紹介する新企画。
記念すべき第1回は堀江由衣さんの「アーリーデイズ」を紹介。


堀江さんと言えば、ラジオ「SOMETHING DREAMS マルチメディアカウントダウン」のアシスタント「ドリカンクラブ」のメンバーとしてデビューしたのが1996年。その後、声優として様々なアニメに出演して、アーティストとしてもリリースやライブで精力的に活動してきたのはご存じの通り。気がつけば今年でデビュー20周年という節目を迎えることになります。
えっ、堀江由衣さんは「17歳」だろって……その辺は考えるな!ましてや、リアル年齢を調べたり推測したりなんて、絶対にするなよ!とにかく、惑わされるな!即ち、「不惑」だ!(←他意は無い)

魔法つかいプリキュア! 主題歌シングル(DVD付)

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そんな堀江さんも、キャリアを重ねた近年では脇を固めるお姉ちゃんキャラを演じる機会が多かったけど。ここへ来て『魔法つかいプリキュア!』のキュアマジカル役に抜擢されて、まだまだ「美少女ヒロイン」を演じられることをアピール。
今回の『魔法つかいプリキュア!』を切っ掛けに堀江由衣さんに興味を持った方も多いだろうから、そんな人たちにお勧めしたい「堀江由衣アーリーデイズ」を紹介します。


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嗚呼、素晴らしき声優ユニットの世界

今、声優ユニットがアツい!
ラブライブ!』から生まれた声優ユニット・μ'sが『紅白歌合戦』に出場したり、石原夏織さんと小倉唯さんのユニット・ゆいかおり日本武道館でのワンマンライブが決定したり。まさに声優ユニットの黄金時代に突入しようとしているではないか!
というワケで今回は、僕が独断と偏見で選んだ懐かしの、そして「レジェンド」というべき声優ユニットを紹介してみる。現在入手できそうな作品も併せて紹介しているので、興味を持たれた方はお手に取って下さいな。


やまとなでしこ堀江由衣田村ゆかり

やまとなでしこ

やまとなでしこ

Merry Merrily

Merry Merrily

21世紀における「女性アイドル声優」のトップランナーである堀江由衣さんと田村ゆかりさん。そのお2人がかつてユニットを組んでいた、否、ユニットから声優活動をスタートさせたという事実を、今やどれだけの人が覚えて(知って)いるだろうか。
文化放送アニラジの先駆けである『SOMETHING DREAMS マルチメディアカウントダウン』におけるアシスタントグループ「ドリカンクラブ」の一員としてデビューした堀江さんと田村さん。やがてこの2人が椎名へきるさんの後任としてアシスタント(事実上のサブパーソナリティ)へと昇格した。この時、堀江さんと田村さんに命名された番組内ユニット名が「やまとなでしこ」だった。
『ドリカン』のイベントでライブを披露したり、ネットラジオ黎明期の『ラジオどっとあい』で冠番組を持ったり、シングル曲をリリースしたり、ついには冨永みーなさんの後任として『ドリカン』のメインパーソナリティを務めるまでに至った。
『ドリカン』は2002年に放送終了し、翌2003年にが「やまとなでしこ First Tour '03」と銘打ったコンサートツアーを東名阪で開催。そして、このツアー以降は正式な活動をしておらず、事実上の活動休止状態で現在に至っている。


今なお第一線で活躍する人気声優の「原点」でありながら、現在では形として残っている物がマキシシングル2枚だけというのも、神秘に満ちた「伝説感」を醸し出している。


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ぽすたるワイド的ニュースデスク(ゆいかおり、『魔法つかいプリキュア!』、花澤香菜)

ゆいかおり小倉唯石原夏織)初の日本武道館公演「『RAINBOW CANARY!!』~Brightest Stage~」が3月12日(土)に開催決定(moca)

さらに、アンコールのMCでは突如“重大発表”と2人がアナウンスし、スクリーンに「2016.3.12 日本武道館」の文字が映し出された。


会場の興奮冷めやらぬ中、「この武道館公演をきっかけにさらにステップアップして、2016年もより輝けるゆいかおりでありたいと思っていますので、みなさん応援よろしくお願いします!」(小倉)、「私たち2人の力だけじゃなくて、ここにいるみなさんの声援あってこその武道館だと思っています!なので、ぜひみなさんと一緒に武道館を楽しみたいです!」(石原)と、2人はファンへ向けて感謝の気持ちを伝えた。
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Bright Canary(Blu-ray Disc付)

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Bright Canary(DVD付)

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新年早々、ゆいかおりファンには嬉しいビッグニュース。折りしも小倉唯さんが所属事務所を移籍(シグマセブン⇒クレアボイス)して石原夏織さんとは別々になったため、ネット界隈では解散説も囁かれていた。しかし、この日の「重大発表」は解散どころか、ゆいかおりの更なる飛躍を宣言するものだった。
なお、記事では触れられていないけど、この重大発表の後に唯さん自ら「解散だと思った?ゆいかおりまだまだ解散しません!」と一連の解散説をネタにしつつも完全否定したこともファンを喜ばせた模様。



■2月7日(日)放送開始のTVアニメ『魔法つかいプリキュア!』、メインキャストは高橋李依・堀江由衣に決定。EDテーマも2人で担当(moca)

2016年2月7日(日)よりABC・テレビ朝日系列全国24局ネットにて放送開始となるTVアニメ『魔法つかいプリキュア!』。本作主人公のキュアミラクル/朝比奈みらい役を高橋李依さん、キュアマジカル/リコ役を堀江由衣さんが演じることが決まった。また、プリキュアの手助けをするクマのぬいぐるみ・モフルンは齋藤彩夏さんが担当する。
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MIRACLE MYSTERY TOUR【初回限定盤】

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Aice? ALL SONGS COLLECTION【初回限定盤】

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シリーズ13作目(!)となる『プリキュア』の最新作のキャストが発表。『がっこうぐらし!』『乱歩奇譚』などでメインを務めてブレイク中の高橋李依さん。そして説明不要の人気声優である堀江由衣さんという売れっ子コンビ。加えて『それが声優』で共演して、姉妹ユニットであるイヤホンズとAice5のセンター的存在という縁も。そんな2人が『プリキュア』という人気作でコンビを組んで、さらにはED曲も歌うということは即ち『それがプリキュア声優!』でもあるのか(←少し違う)。
さらに言うと、堀江由衣さんがプリキュア役というのは全くの予想外だった。大抵は「期待の若手」や「実績のある中堅(キャリア10年位)」がキャスティングされて、いわゆる「人気アイドル声優」は劇場版のゲストヒロインで起用されるのが多かった(事実、堀江さんも一作年の『ハピネスチャージプリキュア! 』劇場版にゲスト出演している)。それを覆して、敢えて「アイドル声優」の代表格にしてベテランの堀江由衣さんを抜擢したのは意外だったし、或いは今までとは違った新たな『プリキュア』を作ろうとする意気込みも感じられる。



花澤香菜の音楽活動4thシーズン幕開けを告げる9thシングル「透明な女の子」が2月24日(水)にリリース決定。トータルプロデュースは空気公団の山崎ゆかり(moca)

花澤香菜さんは2012年にソロアーティストデビューを果たし、以降8枚のシングルと3枚のアルバムをリリース。アルバムリリースをひとつの節目として、これまで1st、2nd、3rdシーズンにあたる音楽活動を展開してきた。そんな花澤さんの音楽活動4thシーズン幕開けを告げる9thシングル「透明な女の子」がリリースされることが、ラジオ『花澤香菜のひとりでできるかな?』の本日配信回で発表され、その楽曲が初オンエアされた。
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透明な女の子(通常盤)

透明な女の子(通常盤)

Blue Avenue

Blue Avenue

去年は上半期に「アーティスト」として武道館ライブを成し遂げ、下半期には「声優」として歌と朗読を融合させたイベント『かながたり』で全国ツアーを行った花澤香菜さん。2016年は再びアーティスト路線に立ち戻るのは、久々にシングルのリリースが決定。早い物で花澤さんのアーティスト活動は4thシーズン、即ち4年目に突入したワケか。
女性声優のアーティスト活動はアニメ等でヒロイン役を演じる時期の、いわゆる「旬」の数年間に限定されるケースが多いけど。水樹奈々さんや堀江由衣さんや田村ゆかりさんのような10年以上の長期間に渡るアーティスト活動を、花澤さんには期待してしまう。

ぽすたるワイド的ニュースデスク(『マクロスΔ』編)

2016年最初の更新は、2016年を代表する作品になるであろう、今春放送予定の『マクロスΔ』について。
昨年末にバンダイビジュアルの公式サイト『V-STORAGE』に掲載された、「ミスターマクロス」ことマクロスシリーズの生みの親・河森正治総監督のインタビューを紹介。


マクロスシリーズ最新作『マクロスΔ』河森正治スタッフインタビュー(V-STORAGE)

──今回の舞台は『マクロスF』から続いている時間軸での2067年ですが、時代設定について意図された部分があるんですか?


河森 マクロスF』からあんまり近い時代だと、『マクロスF』に登場したメンバーたちがすぐに出てくる物語を期待されてしまうところがありますよね。かといってあんまり遠いと、ただでさえ現実のテクノロジーの変化が驚くほど速くなっているので、8年後がギリギリの線かなと。これがスペースオペラ作品だったら気にしないんですが、西暦の世界観における同時間軸上の物語ということで、8年に設定しました。


──『マクロスF』の時とは時間の経過だけではなく舞台そのものが違いますが、キャラクターが地球とは接点のない世界にいて、他の星が出てきて、重要な舞台になるというのは、新しい設定だと思います。


河森 そうですね。『マクロスF』の頃は、自分がもしテレビシリーズに総監督などの立場で入るとしたら、次は絶対に移民船団の話にしようと思っていたので、『マクロスF』では移民船団を舞台にしたんです。ただ、どうしても狭いドームの中という、限界が多いステージでしたので、今回は戦闘機がより自由に飛べる大気圏内を中心にしようと考えました。ただ、中心にすると言っても、一個の星だけを舞台にするとスケール感が出ないので、あちこちに移民している前提です。今回はいくつかの星々が舞台になっていて、それぞれの星で独自の文化が創られつつある時代、という感覚で描いています。
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まずは『Δ』の時代設定と舞台について。
「『F』から8年後」という設定は、実際に『F』が放送された2008年から経った年月に合わせたのだろうか。ただ、マクロスシリーズの世界自体が宇宙規模に広がっているので、流石に『F』のメインキャラだったアルトやランカやシェリルが登場するには無理がありそう。
もっとも、「ジーナス」というマクロスシリーズを語る上で欠かすことのできない、とっても馴染みのある名字のキャラも登場するみたいなので、オールドファンでも充分に楽しめそう。
また、『Δ』の舞台となるのはマクロスシリーズお約束の移民船団ではなく、既に移民が済んだ星。それもそれぞれに独自の文化を創りつつある複数の星を舞台になるとは、これは楽しみ。
なお、大晦日に放送された特番によると、『Δ』スタッフが舞台のモチーフとしてロケハンしたのは中東のドバイだという。というワケで、今からドバイへ「聖地巡礼」をするのもオススメだぞ!(←無理だって)


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今年の締め括りの挨拶のようなもの(Ver.2015)

早いもので、本日をもって2015年も終わり。当Blogも、そしてdjpost@管理人も無事に年を越せて新年を迎えられそうです。


今年の当Blogは、アニメ関連のニュースやリリースの紹介記事が主だったかな。できれば懐かしアニメとかの回顧話とかも書いてみたかった(書きたいネタも色々とあったりする)けど、それは来年の目標ということで。


2015年最後となる今回は今年聴きまくった、そして来年以降も聴き続けるであろう、お気に入りのアニメ&声優ソングを列挙します。
大ヒットしたアイドルアニメのベストから、今が旬な声優アーティストの新譜、さらにはキャリアを重ねた声優さんがフィルモグラフィーよろしくリリースしたキャラソン集まで様々ございますので、興味がありましたら聴いてみることをお勧めします。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 00 ST@RTER BEST

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μ's Best Album Best Live! Collection II (超豪華限定盤)

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Strawberry JAM(Blu-ray Disc付)

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Blue Avenue

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タイムカプセル

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南條愛乃/ 東京 1/3650(初回限定盤CD+Blu-ray×3)

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HouKo ChroniCle (DVD付初回限定盤)

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Bright Canary(Blu-ray Disc付)

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本年も、当Blogをご愛顧頂きありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
それでは皆さん、良いお年を…。

ぽすたるワイド的ニュースデスク(桑島法子20th Anniversary Live)

今回はデビュー20周年および40歳の誕生日という節目を迎えた桑島法子さんのライブレポートを紹介。


■「桑島法子20th Anniversary Live~Utau夜~」速報ライブレポートが到着!(リスアニ!WEB)

桑島法子の声優デビュー20周年を記念したライブが、自身の誕生日でもある12月12日、品川インターシティホールにて開催された。
これまでに多くのキャラクターを演じ、キャラクターソングだけでなく作品主題歌も数多く歌ってきた桑島だが、ソロライブは初めて。桑島ファンにとっても、文字どおり待ちに待ったライブである。
記念すべき1曲目は、アニメデビュー作品でもある『機動戦艦ナデシコ』のED曲「私らしく」。
その後、発売されたばかりのアルバム「HouKoChroniCle」に収録されたお馴染みのキャラクターソングや主題歌を、情感たっぷりに歌い上げた。
(中略)
アンコールで再登壇した桑島は、「HouKoChroniCle」に収録された新曲「Clairvoyant~透視者~」を披露しようとした矢先に、舞台袖からケーキが登場しハッピーバースデイの大合唱。大勢のファンに祝福されるのは久々ということで、嬉しさ半分戸惑いを見せる桑島。客席も笑いに包まれていた。最後に用意していたのは「私らしく」のバラードバージョン。ピアノだけの伴奏でゆったりと、サビの部分は観客と共に大合唱!!
5人のバンドメンバーと共に演奏したのは全22曲。20年目にして初めてのソロライブは、桑島にとってだけでなく、ファンのみなさんにとっても記念すべき1ページになったはず。
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HouKo ChroniCle (DVD付初回限定盤)

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HouKo ChroniCle (通常盤)

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セットリストを見ると、さながら桑島さんのフォルモグラフィー(出演作品リスト)というべきキャラソンがズラリ。『神風怪盗ジャンヌ』『CLAYMORE』『薄桜鬼』『彩雲国物語『NOIR』といった主演作品はもちろん、ソロパーソナリティーを務めて出世作となったラジオ番組『CLUB db』の主題歌。さらには『CLUB db』内でオンエアされていたラジオドラマ『クリック&デッドNETWAYスイーバーズ』や『かってに桃天使!』という懐かし過ぎるタイトルも。さらにはテレビドラマとしてお馴染みの少女漫画『花ざかりの君たちへ』がドラマCD化された時のキャラソンというレアかつトリビアなナンバーまで披露していたのか。
そして何より、オープニングとアンコールのラストを声優としての出世作にして、後世まで代表作として語り継がれるであろう『機動戦艦ナデシコ』のED曲「私らしく」で飾るという完璧な構成。
機動戦艦ナデシコBlu-ray BOX【期間限定版】

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神風怪盗ジャンヌ DVD-BOX

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今回のライブに際して「キャラソンを歌うのは大好き。キャラを演じたご褒美だと思っているから」と語った桑島さん。まさに出演した作品や演じたキャラクターに対する「声優・桑島法子」からの感謝に溢れたライブだったことが伺える。

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ぽすたるワイド的ニュースデスク(『アイドルマスター シンデレラガールズ』)

今回は『アイドルマスター シンデレラガールズ』のニュースを紹介。


■アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』で描きたかったのは真っ向から夢と向き合う女の子(電撃オンライン)

 今回の『シンデレラガールズ』は家族ではなく“クラスメート”なんです。例えるなら、シンデレラプロジェクトという学級にnew generationsという転校生が来た、そこにプロデューサーという無口な担任教師がいる、というと分かりやすいかもしれません。


 物語の初めは新しくできたクラスだから、あまりコミュニケーションが取れてないんです。各々は仲が悪いわけではないし表面的にはうまくやっていますが、先生ともイマイチ意思疎通ができていない。だから、6話・7話みたいな事件が起きてしまった、という流れですね。


 もう少し大きな括りで例えると、“美城高校のシンデレラプロジェクト学級”ということですね。学校なので、今後クラス替えがあっても皆同じ学校の生徒ですし、いろんなことを教えてくれる上級生もいて、困っている時は手助けする後輩たちもいるという感じです。
(中略)
 でも、実は常務の行動は結果的にアイドルたちの“夢をみつける”役割でもありました。プロデューサーが常務のおかげで“新しい可能性を見つけた”と言っていたとおり、13話以降も成長せず、あのままずっと行くわけにはいかなかった。プロデューサーも自分のこだわりの中だけでやっていたら新たな可能性を見落としていました。


 常務とプロデューサーは最後まで噛み合いませんでしたが、それは決して悪いことではないんです。会社なのですから違う考えが同居してもいいと思います。それでも、アイドルを育てて輝かせたいという思いは同じです。
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まずはTVアニメの放送終了を記念しての、アニプレックス・鳥羽洋典プロデューサーへのインタビュー。
アニメ化の準備段階では「下地がカードの絵柄とテキストによる会話情報ぐらいしか無い」という状態で、そこから高雄監督やバンダイナムコ石原章弘ディレクターたちとで組み上げて行ったという。「原作ゲームのストーリー性が薄い」というのは前作の『アイドルマスター』(765プロ版)でも同じだったけど、ソシャゲ原作の『デレラジ』はより顕著な悩みだったらしい。それを乗り越えたスタッフ陣の頑張りには頭が下がるばかり。
そして作られたストーリーのコンセプトは“クラスメート”で、その中心となる武内Pことプロデューサーは「無口な担任教師」というのには納得。そして2期から登場した美城常務は、よくある「敵役」や「悪役」ではなく。1期である程度固まったアイドル達に変化をもたらす「外部からの刺激」というべき存在だったのか。
現時点では期待されているアニメ2期や劇場版の情報は無いけれど、現在リリース中のBlu-rayの売上次第では、あるいは……。


■アニメの物語とその先を描く極上の映像&ライブエンターテイメント! 『シンデレラガールズ』3rdLIVE「シンデレラの舞踏会」初日公演(マイナビニュース)

アニメを前提とした「物語」の面では、初日は1月~3月に放送された「1st Season」の内容を色濃く反映したセットリストとなった。佳村のソロ曲「TOKIMEKIエスカレート」は、原、大橋、福原がダンサーとして参加して、アニメ第3話の「new generations」デビューエピソードを再現。「凸レーション」「CANDY ISLAND」「*(アスタリスク)」そして「new generations」といった前半の物語を彩ったユニットの楽曲が次々に披露された。今回出演できなかった「LOVE LAIKA」の「Memories」は福原と青木が、「Rosenburg Engel」の「-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」は松田と桜咲がカバー。さらにメドレーコーナーの背景には『デレステ』で今日参加できなかったキャストが演じるキャラクターたちが一緒に踊っているなど、アニメの世界をなるべくとりこぼさない心遣いが見て取れた。
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THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 02 Memories

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 02 Memories

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 07 できたてEvo! Revo! Generation!

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 07 できたてEvo! Revo! Generation!



■二宮飛鳥、 五十嵐響子ら新たなシンデレラたちのCDデビューも発表! 『シンデレラガールズ』3rdLIVE「シンデレラの舞踏会」2日目公演(マイナビニュース)

アニメ2nd Seasonといえば、美城常務肝煎りのアイドルチーム「プロジェクトクローネ」もまた魅力にあふれた存在だ。クローネの楽曲を集めたコーナーでは、福原、東山、松井の実力者に新人5人を加えた8人が「Absolute NIne」でシンデレラプロジェクトとは違った空気感のユニゾンを響かせた。圧巻は「Trancing Pulse」で、ユニット・トライアドプリムスから福原と松井が参加。残念ながらもう一人のメンバー・加蓮を演じる渕上は今回参加できなかったが、かわりのメンバーを入れること無く、2人でより声量と熱量を込めることでデュオならではの歌声を響かせた後、松井が次こそは3人での歌唱を実現すると誓っていた。


だが、TVアニメ『シンデレラガールズ』が終了した今だから見せられたのは、やはりnew generationsの物語だろう。ライブ終盤、卯月を想う凛と未央の心情を綴った「心もよう」を福原と原が歌い終わると、ステージには卯月役の大橋が登場。3人が切なくも眩しい笑顔で「流れ星キセキ」を歌った。そしてその流れで、第24話で卯月が悩みと仲間やアイドルへの想いを込めて歌った「S(mile)ING」は、ステージ上に美しい物語を描くようだった。
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こちらは2日間に渡って開催された3rdライブイベント『シンデレラの舞踏会』のレポート。
1日目はアニメ1期の、そして2日目はアニメ2期のナンバーが中心。ただ、2期の象徴とも言うべき「プロジェクトクローネ」は、残念ながら渕上舞さんが不在(劇場版『ガールズ&パンツァー』舞台挨拶のため)。それだけに「次は3人で」という松井恵理子さんの言葉は重い。そして卯月こと大橋彩香さんが2期終盤の神展開を象徴する名曲「S(mile)ING」を披露してくれたとは、何ともドラマティックな構成。


ここまで盛り上がると、まるで作品の「あがり」ではと不安になってしまうけど。今後も新たなアイドルがCDデビューするらしいので、まだまだ『デレマス』は続きそうで楽しみだ。